記事

JGTO Novil FINAL 2011

優勝するしかない村上克佳

9番のアプローチ。このホールが村上克佳の本大会初のボギーとなる
前日はノーボギーだった村上克佳だったが、この日は9番で第2打をグリーン右に外し、アプローチも寄らず、この大会初のボギーを打ってしまった。その後、10,12番とバーディを奪い、盛り返したが、16番でカラーから3パットしてしまい、ボギー。この日は結局、パープレーの72でホールアウトした。「ショットは良かったけれども、なかなかバーディを決められなかった」とこの日のプレーを振り返った。それでも通算2アンダーで首位とは4打差。まだまだチャンスがある位置だ。

「最終組ですよね。飛ばし屋2人(額賀辰徳、岩井亮磨)にはさまれて」と、やりにくそうな雰囲気だ。「でも自分のゴルフをするしかない。しっかりパーを獲って、ボギーを打たないようにしたい」と気を持ち直していた。この日は夜半に雨が降った影響なのか、「グリーンが重い感じがした」という。前日までグリーンが硬く、ボールが止まらないイメージがあり、どうしてもショットを手前から攻めていくため、ショートしがちだった。それも今日の経験で明日は修正が効くだろう。

村上は現在、チャレンジ賞金ランキング16位(¥1,575,200)。優勝すれば、もちろん来年のツアー前期の出場優先権を獲得できる賞金ランキング6位以内に入れる。「僕の位置だと優勝するしかない」と腹はすでにくくっている。最終日、一発逆転でツアーへの道を切り開くことが出来るか。

関連記事