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サン・クロレラ クラシック 2006
立山光広「今年は昨年のリベンジです」
「ずっと落っこちていたからね。今日は勝負をかけました」と笑ったが、この日5バーディ(1ボギー)の68は予選落ちどころか、通算4アンダー首位タイで優勝争いに突入だ。
ツアー最長の7.509ヤードの難コースも、嫌いではない。
むしろ「大好き」と言ってのける。
500ヤードを超えるパー4が2つ。深いラフに強い風。池やバンカーのハザードが効果的なセッティングは、選手の総合力が問われている。
「強引に行くだけじゃダメ。かといって、手前からの転がしが効くというんでもない。攻め甲斐がある。コースに“さあ来い”と言われているみたい。挑戦意欲が掻き立てられて“負けるもんか”という気にさせられる。ティに立つとやる気が出てくる」。
昨年の最終日だ。
前半の7番までに1イーグルを含む4アンダーとスコアを伸ばしてさあ優勝争い、と気合を入れた瞬間だった。
9番でフェアウェーからクリークで打った第2打が、木に当たってOB。
トリプルボギーを打って脱落した。
同じ組のジェット尾崎に「お前バカだな〜」と「ダメ押しされた(笑)」嫌な記憶もある。
今年は、「あのリベンジ」という気持ちが強い。
3日目のスコア次第では、最終日はこの日以上にとっておきのウェアも用意しておくつもりだ。