３日目を終えた時点で通算３オーバーは、やはりアマチュアの宇佐美祐樹くんに、２打ビハインドの54位タイ。

たった２人、予選通過を果たしたアマチュアのうちのもう１人が昨年の日本アマのチャンピオンということで、佐藤さんは半分諦めていた。
「最終日はスタート時点で宇佐美くんが上にいるし、正直もう無理だろう、と」。
自身３度目のツアーは初の予選突破が第一の目標だったから、週末をプレー出来ただけで満足する気持ちもあった。

だがこの日は、前夜の雨でさすがの輪厚のグリーンも、スピードが落ちて、「昨日までの３日間より攻めることが出来たので」。

ハイスコアが続出したゲーム展開にも負けない、66をマーク。
通算３アンダーは、伸び悩んだ宇佐美くんを突き放して堂々の25位タイフィニッシュ。

表彰式で、チャンピオンと肩を並べて「これからも、一つずつ上にいけるように頑張りたい」。

来年のプロ入りを目指し、再来週にもクォリファイングトーナメント（ＱＴ）のセカンドステージに挑戦する27歳には、とりわけ自信のつく４日間となった。

• 佐藤 和夫
• 宇佐美 祐樹