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ハン・リーが関西学院大阪インターナショナルスクールを訪問しスナッグゴルフを指導
小学校へのスナッグゴルフの導入を推進する活動を知ったハン・リーは、「是非、僕も何か協力できないか」と考え、自身の成績が安定しだした秋に、寄贈先小学校の選定を行い、11月には用具の寄贈を早々に行った。
韓国で生まれて2才のときに米国に渡った経験から、関西学院大阪インターナショナルスクールを寄贈先に決めた。
そして、小学校への訪問の日程調整を始めたのだが、秋のトーナメントシーズンと重なり、訪問は翌シーズンの春へと持ち越されることになり、約5ヶ月後のこの日、その想いを実現させる日がやってきた。
人工芝が敷き詰められた中庭のグラウンドに出ると、既に小学部の3年生から5年生の58名が待ち構えており、用具の寄贈セレモニーのあと、実技講習が開始された。
冒頭でハン・リーが放ったデモンストレーションのフルショットは、校舎の壁の最上部までボールが高く勢いよく飛んでいき、児童たちからは「ワォ!」との歓声があがり、開始直後から盛り上がりを見せて始まった。
実技講習でハン・リーは、パット、チップショット、フルショットなどを、自身の巨体を折り曲げて児童たちの目線に下げて、親切丁寧に指導を行い、一人ひとりに声をかけてまわった。
終盤に行った実戦ゲームでは、代表児童3人とハン・リーによる対戦も行われた。
打順を決めるジャンケンでは、ハン・リーだけがパーを出して負け、早々から笑いを誘ったが、児童たちに2打のハンディキャップをあげながらも、二番目に打った男の子がホールインワンを達成。狙いを定めたハン・リーのショットは、惜しくもフラッグの右横をかすめ、「僕は打つ前から負けていた」と、冗談交じりに悔しさをにじませた。
そんな勝負師のハン・リーだが、実戦ゲームの際に彼の優しさを感じさせる一場面があった。
それは、代表児童を決める際のこと。
「ハイ、ハイ、ハイ!」と威勢よく参加を希望する児童たちから、代表選手を選ぶようにスタッフから言われると、「僕には選べないよ」と一言。
ハン・リーにとってはみんな可愛い子どもたち。甲乙つけがたかったのか結局、先生に代表選考を依頼した。
そんな優しさを持つハン・リー。
昨年は春先の成績が思わしくなかったが、今年は開幕から2戦でまずまずの結果を残している。
この日の小学校訪問で子どもたちから元気をもらい、この後も昨年以上の活躍が期待される。
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