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石川遼は3年連続のMIP賞と記者賞と…
そんな18歳だからこそなおのこと、史上最年少優勝をあげた2007年から数えて3年連続3度目の受賞が何より嬉しい。
当ホームページ上からのファンのみなさんの投票で決まる「今年、もっとも印象に残った選手」の『Most Impressive Player賞(=MIP賞)』で、ダントツ1位ももっともなことだった。
今季初Vは、6月のミズノよみうりオープンクラシック。
最終日の12番で「9」を打ち、自ら混戦に足を突っ込みながら、16番のチップインイーグルで今季初Vをもぎとった。
さらに豪州のブレンダン・ジョーンズと、大接戦を演じたのは8月のサン・クロレラ クラシック。
また並み居る強豪を遥か眼下に見下ろして、5打差の圧勝を飾ったのは9月のフジサンケイクラシック。
そして10月は、三つ巴の優勝争い。池田勇太と梶川剛奨を最終ホールで振り切った。コカ・
コーラ東海クラシックは自身初のホスト試合を制覇して、喜びもひとしおだった。
それら4勝もさることながら、本人も「ベストゲーム」に挙げたのが、やはり10月の日本オープン。初めて挑んだプレーオフは、小田龍一と今野康晴と2ホールにわたる激闘は、「敗れても、一番清々しく終われた。自分の持っているものを出し切れた。小田さんが、最後にバーディパットを決めても、悔しいと思わなかった」と、今も笑顔で振り返る。
どれもこれも、ゴルフ史に残る名勝負だった。
国内のみならず、海外での飛躍も目覚ましかった。オフは米ツアーでデビューを果たし、4月にはマスターズ。7月は全英オープン。
メジャーで初の予選通過を果たした8月の全米プロ。また10月には国際連合の一員として、プレジデンツカップで大健闘した。
海の向こうでも毎月のように賑わせた。行く先々で、人々に強烈な印象を残して帰国した。
戦いの場を大きく広げた1年に、日頃からその活躍を間近で見続けてきたゴルフ記者の方々が選出する「ゴルフ記者賞」も、満場一致で3年連続3度目の受賞が決まった。
特に終盤戦は、池田勇太との賞金レースが話題にのぼらない日はなく、「みなさんが毎日、報道してくださったことで注目も集まって、僕自身も非常に気合いが入りました」と、やっぱり感謝を忘れなかった。
さらに特別賞も受賞して、マスターズ4位の片山晋呉とジャパンゴルフツアー表彰式で肩を並べた。
プレゼンターをつとめた永久シード選手の青木功から記念のメダルと、VanaH株式会社の取締役副社長、山本泰弘さまより副賞として『天然水素水VanaH1年分/商品券10万円分』を受け取って(=写真下)、改めて胸に誓った。
「来年はリベンジするつもりで頑張ります!」。
今年は手も足も出なかったオーガスタ。
2年連続2度目の挑戦は、日本のキングとして堂々とかの地に乗り込む。
※そのほか、MIP賞を受賞した石川には記念のトロフィと、副賞として株式会社宍戸国際ゴルフ倶楽部/森ビル株式会社さまより『グランドハイアット東京 エグゼクティブスウィート宿泊&ディナー&スパ ペアチケット』が贈られました。
また、ゴルフ記者賞には記念のトロフィと、副賞としてカシオ計算機株式会社さまより『ソーラー電波腕時計 EDIFICE』が贈られました。