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2日目の組み合わせ
それにチームのピンチこそ、采配の振り甲斐もあるというものだ。
初日の競技終了後にオフィシャルホテルのブルネイはエンパイアホテルのボールルームの「インデラカヤンガン」で行われた組み合わせ発表会。
2日目のフォアボールマッチはそれぞれが、それぞれのボールを打っていくゲームで、欧州のプレーイングキャプテンのホセ・マリア・オラサバルは、勝ち越している余裕で、ペアを全く変えてこなかったのは悔しいが、そんなこともおかまいなしで、尾崎直道は、キャプテンの梁津萬(リャンウェンチョン)と一緒に1組ごとに、十分な話し合いの時間を取って、1組ごとに慎重に名前を読み上げた。
思案の末に、直道は2組のペアを変えた。
初日、石川遼と組んだ裵相文(ベサンムン)は、中国の呉阿順(ゴアジュン)と。
呉と組んでいた藤本佳則は、裵(べ)と組んでいた石川遼と組んで、この若い2人に最終マッチを任せる。
またそのひとつ前の組の欧州の強豪2人は、初日は引き分けに持ち込んだコリアン・スターの2人に任せて希望を託す。
「3組目が明日は、ひとつ大きな鍵を握ると思う」とキャプテン・ジョー。
できあがった4マッチは、直道がほぼ思い描いていたとおりの組み合わせになった。
あとは、選手たち次第。
「リードを許したことで、逆にアグレッシブに戦ってくれるはず」。
キャプテン・ジョーは、8戦士の健闘を信じている。
<2日目のフォアボールマッチの組み合わせ>
ホセマリア・オラサバル&ミゲル・エンジェル・ヒメネス 11:10 K・アフィバーンラト&J・M・シン
マルチェル・ジーム&ニコラス・コルサールツ 11:25 裵相文&呉阿順
ヘンリク・ステンソン&ゴンサロ・フェルナンデス・カスタノ 11:40 金庚泰&Y・E・ヤン
エドアルド・モリナリ&フランチェスコ・モリナリ 11:55 藤本佳則&石川遼