上本義幸は西コース10番ホールからスタートして、13番のパー5でチップインイーグルを決め、勢いに乗った。1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークし、首位と1打差の4位タイにつけた。

上本も今年一年、ツアーを戦ってきた。しかし、「本調子にならないままに開幕を迎えてしまい、その後も調子を上げることができず」賞金ランキング75位と約170万円差でシードを逃してしまった。

それゆえに自分でも「足りないもの」を自覚せざるをえなかった。それは「簡単にボギーを打たないように、アプローチ、パターが重要」であり、ショートゲームに磨きをかけることが求められている。そういう点では、この日は「パットが入ってくれ」、自分でも「100点をあげられる」ゴルフだった。

この調子を保ったまま、いきたいところだ。「チャンスではしっかりバーディを獲り、あと5日間やってきます」と力強い言葉が聞けた。「ツアーに帰る」ためにここでがんばるしかない。