記事

ゴルフ日本シリーズJTカップ 2008

藤島豊和はホークスのユニフォームで…!!

この日初日はスタート前に、全員参加の大会セレモニー。会のはじめはまず今年11月に、膵頭部癌のため64歳で死去した日本ゴルフツアー機構の名誉会長で、前会長の島田幸作に全員でしめやかに黙祷を捧げた。

ツアーの発展を心から願いながらこの世を去った氏の遺志を引き継ぐように、そのあとの場を一気に盛り上げたのは、9月のフジサンケイクラシックでツアー初優勝をあげて、今大会の初出場を果たした藤島だった。

賞金ランキング順に名前を呼ばれ、ひとりひとり選手紹介。
いざ自分の番でおもむろに立ち上がった藤島は、選手揃いの白いフィールドコートを勢いよく脱ぎ去った。

たちまちユニフォーム姿に大変身。
現在、住まいを構える福岡の「ソフトバンクホークス」は秋山幸二監督とも家が近く、よく一緒に食事をすることもあり、ひいきにしている野球チームだ。
両手を大きく広げ、クルクルと身を翻した背番号は、中でも特に親交の厚い川崎宗則内野手の52番。

開催前に「開会式で着るから送って」と、直々にお願いした。
今週は、ど派手なドレッドヘアで登場したり「ツアーを盛り上げるために、何か自分に出来ることはないか」と、いつも思いを巡らせている27歳は「目立ってたでしょう? 面白かったでしょう?」と、今回のアイディアにもご満悦だ。

あっと驚く演出は、自らを盛り立てるためでもある。
「だってあそこまでして悪いスコアは打てないから」。
1アンダーは19位タイスタートに、3日目以降はゴルフでも大会を盛り上げると誓った。

関連記事