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久保谷健一が5位タイに急浮上(12月16日)
今年の10月、キヤノンオープンで9年ぶりの優勝を果たしても、なおボヤいていたほどだ。
アジアンツアーの最終戦として開催されている『THAILAND GOLF CHAMPIONSHIP』の2日目。
久保谷健一が、7バーディ、2ボギーの5アンダー、67ストロークでラウンドし、5位タイに急浮上した。
スコア提出を終えた久保谷は、取材陣の「ナイスプレーでしたね。」の問いかけに、「左病だよ、左病。左病がどうにも治らないんだよ。」
久保谷の言う“左病”とは、ティーショットが左に曲がってしまうことを指している。
「今は、どれだけ右に飛ばすことができるかってことだけを考えてやっているんだよね。今、リハビリ中なんだよ。」
開催コースのアマタスプリングCCは、以前に何回かラウンドしたことがあり、コースの攻め方はある程度わかっているのだという。
「せっかく良いコースでやっているのだから、ガンガン攻めていきたいんだけど、如何せんショットが曲がりまくってるので、逃げて、逃げて、逃げて・・・のゴルフになっちゃってる。」
しまいには、「未来が無いよ・・・。」とまで言い出す始末。
しかし久保谷は、ボヤいているだけではない。
何とか自分の思い通りのゴルフをするために、人並み以上の努力をしている。
今週、このアマタスプリングCCに乗りこんでからも、毎日、陽が暮れるまでドライビングレンジで黙々と球を打ち続けているのだ。
5アンダーでラウンドしてきたこの日も、報道陣の取材が終わるや否や、昼食も取らずにドライビングレンジに直行して、2時間以上も球を打ち続けていた。
この努力は、いつか必ず報われる時が来るはずだ。
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