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宮本勝昌は151試合連続出場を記録

12月5日(月)に都内のホテルオークラ東京で行われた「ジャパンゴルフツアー表彰式」は、各部門別で1位に輝いた選手と、今年大きな活躍をした選手を各特別賞でたたえるとともに、日頃からツアーを支えてくださるスポンサーをはじめ、ファンや関係者のみなさんに、選手たちが直々に日頃の感謝の気持ちをあらわす場でもありました。

何をさておきこの場を借りて、選手たちが礼を尽くしたかったのは、「今年も全25試合が、すべて無事終了出来たこと」。
今年も会長職との二足のわらじで2005年から、11月のカシオワールドオープンまで151試合の連続出場を記録して、特別賞を受賞した宮本勝昌は、そのあと代表してマイクを握って感謝しました。

今年は開幕を1ヶ月後に控えた3月11日に、日本は未曾有の災害に見舞われて、開催すら危ぶまれたトーナメントもありました。
「厳しい状況にもかかわらず、僕ら選手にパフォーマンスの場所を与えてくださったことに、心から感謝申し上げたい」と頭を下げた宮本をはじめとしてどの選手たちも、さまざまな葛藤と戦ってきました。

被害の大きさが明らかになるにつれて、誰もが無力感に襲われる中でも、「せめて自分が出来ることを」と、一人一人が立ち上がり、コースの内外で、それぞれのやり方を模索しながら、少しでも復興の支援につながれば、と奔走した1年でもありました。

各部門別でみごと栄冠を手にした選手たちも、また残念ながら受賞には手が届かなかった選手たちも、「今、日本のために。」との思いで心をひとつにして「みんなシーズンを全力で戦い抜きました」と、宮本。

激動の2011年はひとまず幕を閉じましたが、「被災地への支援はこの1年でおしまいではない」との思いで改めて思いをひとつにして選手たちは、新しいシーズンを迎えます。

※部門別ランキング、受賞者一覧

<最優秀選手賞> 裵相文(ベサンムン)
<賞金ランキング1位> 裵相文(ベサンムン)
<Unisysポイントランキング賞> 藤田寛之
<最優秀新人賞 島田トロフィ> J・B・パク
<平均ストローク1位> 金庚泰(キムキョンテ)
<平均パット1位> 石川遼
<パーキープ率1位> 金庚泰(キムキョンテ)
<パーオン率1位> 河井博大
<バーディ率1位> 石川遼
<イーグル率1位> 高山忠洋
<ドライビングディステンス1位> カート・バーンズ
<フェアウェイキープ率1位> 井戸木鴻樹
<サンドセーブ率1位> スティーブン・コンラン
<トータルドライビング1位> 武藤俊憲
<ゴルフ記者賞> 松山英樹さん
<Most Impressive Player賞> 石川遼
<特別賞> 宮本勝昌(151試合連続出場記録)
         松山英樹さん(マスターズベストアマなど)

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