秋晴れの11月5日、茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブにて、全国の予選を勝ち抜いた20校が集まり「第9回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会」が開催された。
もともと6月に開催を予定されていたこの大会は、東日本大震災の影響のため延期となり、今年の開催が危ぶまれていたが、スナッグゴルフを頑張っている子供たちに全国大会を開催したい、そして何よりもこの大会を通して子供たちに夢を与えたいという関係者みなさんの意気込みと努力により、第9回大会開催へとこぎ着けた。
そして今回はプロゴルファーからも「スナッグゴルフを頑張っている子供たちを応援したい、何か自分達にもできる事はないか」と、選手会長の宮本勝昌を筆頭に、小山内護、横田真一、増田伸洋、武藤俊憲、薗田峻輔の6名がドリームチームを結成し、子供たちと一緒にプレーをしながらこの全国大会へ参戦するという子供たちにとって夢のような大会となった。
そしてドリームチームも参戦した記念すべき第9回大会で見事優勝に輝いたのは東広島市立三ツ城小学校。
チームの合計スコアは122ストロークと、2位のチームに3打差をつける圧倒的な強さで栄冠を勝ち取った。
特に兼信海大(かねのぶ みひろ)君は、青コースの3番でホールインワンを達成、合計24ストロークで青コースのベストスコアをマーク。
キャプテンの安東稔覚(あんどう としあき)君も赤コースで合計23ストロークと、ベストスコアまで1打及ばなかったが、すばらしいスコアでチームの勝利に貢献した。
今回の勝因は「チームワークが良かった」と言うキャプテン安東君。
「監督やコーチ、そしてお父さん、お母さんと多くの人に支えられて優勝ができたと思う。チームみんなで勝ち取った優勝。みんなとゴルフができて楽しかったです」とチームを代表して挨拶をした。
久保岡監督は「この大会で優勝をする事を信じて生徒たちは練習に励んできました。お陰で普段の力を発揮できたと思います。そして今回、この全国大会を開催して頂いた関係者ならびに主催者のみな様に深く感謝申し上げます。来年、連覇を狙って出場します」と力強く豊富を語った。
そして記念すべき初参戦のドリームチームの合計スコアは117ストローク。
ドリームチームの中では宮本と武藤が22ストロークと最高のスコアをマークした。
初めてプロとラウンドした子供たちの感想は、声を揃えて「かっこよかったです、なんであんなにボールが飛ぶのか不思議、もっと練習をしてあんなふうになりたいです」と、憧れの眼差しでプロを見つめていた。
しかしプロ6人も声を揃えて「みんなとても上手でびっくり!スイングの基礎ができている子がたくさんいた、これからがとても楽しみ」と子供たちを絶賛。
「ゴルフを通してルールやマナーを学び、これをきっかけにプロゴルファーを目指して、将来みんなと一緒にトーナメントで戦えたら嬉しいな」と宮本は子供たちに激励を送った。
年々子供たちのレベルが上がって行くスナッグゴルフ全国大会。
来年の記念すべき第10回大会も白熱した試合で盛り上がる事は間違いないだろう。
<第9回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会上位3校>
1位 122ストローク 東広島市立三ツ城小学校(広島県)
2位 125ストローク 笠間市立友部小学校(茨城県)
3位 126ストローク 笠間市立北川根小学校(茨城県)
<そのほか記録>
★ベストスコア賞 赤コース
22ストローク 神白恭平 笠間市立友部小学校(茨城県)
★ベストスコア賞 青コース
24ストローク 兼信海大 東広島市立三ツ城小学校(広島県)
24ストローク ドゥセット・ジョン 神戸市立塩屋北小学校(兵庫県)
★ホールインワン賞
兼信海大 東広島市立三ツ城小学校(広島県)
清水秀吉 森町立宮園小学校(静岡県)
若林航平 笠間市立岩間第三小学校(茨城県)
柳美沙希 森町立宮園小学校(静岡県)
★アルバトロス賞
千葉智裕 笠間市立岩間第三小学校(茨城県)
三輪侑輝 笠間市立友部小学校(茨城県)
巣山倫 印西市立原山小学校(千葉県)
阪野宏章 日進市立西小学校(愛知県)
大会全成績は「こちら」をご覧ください。