優勝には届かなかったが、ミスターから直々に賛辞を受けて「光栄です」とは近藤共弘。バーディ以上のスコアをポイント化して、その最上者に贈られる長嶋茂雄賞の100万円を、同点の26ポイントで、韓国のＳ・Ｈ・キムと分け合った。

前半は、なんと６つのバーディで、一気に優勝候補にも踊り出た。しかし、「後半は撃沈した」とぱたりとスコアが止まって、最後は18番で、今週20個目のバーディを奪うので、精一杯だった。

そのほか初日のイーグル１個は、キムとまったく同じ数の獲得パターンも、キムの７つのボギーに対して近藤は４日間でわずか３つにとどめて、通算17アンダーは、もっともリーダーに肉薄したが、勝利は３打差で薗田に譲った。
「やっぱり19アンダー以上はいかないと。後半は少なくとも３つは伸ばさないと。ショットは悪くなかったけど、パットが入らなかった」と２年ぶりのツアー通算６勝目にはもう一歩及ばなかったことは、やっぱり悔しい。

「でも久しぶりに長嶋さんにお逢い出来たのは良かったです。お元気そうで、良かった」。
ミスターから、「近藤選手もアグレッシブに攻めるゴルフで、北海道のゴルフファンにトーナメントの醍醐味を味わってもらえましたね」と、そんな言葉も励みにこれからもまた、さらに上を目指していく。

• Ｓ・Ｈ・キム
• 薗田 峻輔