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ダイヤモンドカップゴルフ 2010
アマチュアの17歳、浅地洋佑くんが10位タイ
前半は、再三のチャンスを再三、外した。ハーフターンでキャディの飯沼志朗さんと、残り9ホールの対策を話し合った。
「最初の9ホールは全部、上を通り抜けていて、カップにかすりもしなかった」。
タッチは合っていたから、「薄めに読めば入るのでは、と」。
読みは当たった。
後半は、ひとつの取りこぼしもなく5バーディの32。トータル69は、これまで4度のツアー挑戦の中でも自己ベスト。
「自分でも、このスコアにはびっくりです!」とあどけない笑顔で、目を丸くした。
18歳の賞金王は、学校の2つ先輩。
石川の在学時代は一緒に弁当を囲み、「憧れの先輩だけど、僕らにも気さくに話しかけてもらって嬉しかった」。
今週は、開幕前に「お互いに頑張ろう」と、頷き合った。
地元・埼玉での優勝争いを誓う先輩に対して浅地くんは、「まず一番の目標は予選通過」。
しかし、いざ初日は3オーバーと出遅れた石川を大きく引き離す好スタートは、高校卒業と同時に心に決めているプロ転向にむけて、大きな励みとなるはずだ。
そしていつかは、石川の背中に追いつけるよう・・・・・・。
「頑張らなくちゃ!」と、気合いを入れる様子も17歳の初々しさに溢れている。