香妻陣一朗が初日68をマークすると、3日連続の69でまとめ、通算13アンダーとして首位と1打差の2位タイにまで上がってきた。

「ショットが良くないところをパターでしのいでいる。いい流れできている」と、この日はクイーンコースを6バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの3アンダー69で回った。

昨年、初めてのファイナルＱＴ挑戦は、あえなく100位に終わった。今年はチャレンジトーナメントで腕を磨きながら、このときに備えてきた。ジュニアのころからその活躍から期待され、日本アマ3位の実績もある。また、姉・琴乃が美人女子プロゴルファーとして活躍していることからも注目されてきた。昨年の大会はそんな彼に初めてといっていい、大きな試練だった。そこから見事な立ち直りを見せてくれた。

残り2日間、「15アンダーを超えられたらいい」と謙虚に語るが、きっと大きく羽ばたくに違いない。

• 香妻 陣一朗