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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2013
高校3年生の和田章太郎さんがホールインワンを達成!【インタビュー動画】
14番のパー4は、52度のウェッジで打った残り100ヤードの2打目が入った。「2バウンド目に直接入った」と、それだけでも「なかなかない」ことなのに、さらに16番では221ヤードのパー3で、快挙を達成した。
19度のユーティリティアイアンで打ったドローボールは、アゲンストの風もものともせずに、手前4㍍で軽く弾むと、「フックラインに乗って入りました」と、まだ17年の人生の中でも自身2度目のホールインワンを達成した。
高校生には、贅沢すぎるご褒美も出た。
今までアマチュアは、ゴルフで一切の賞金を受け取ることが出来なかったが、日本ゴルフ協会(JGA)の規定改定により、昨シーズンからホールインワンに限り、免除されることになった。
女子ツアーでは、昨年のダイキンオーキッドで2ラウンド目にホールインワンを達成した伊波杏莉(いはあんり)さんが、50万円を受け取った実績があるが、男子ツアーでアマチュアに賞金が贈られるのは、和田さんが初。
「ツアーで一番最初というのも嬉しいですね」。使い道も、もう決まった。
「ちょうど、この大会のあと、携帯電話を買い換えようと思っていたので」。
いま人気のスマートフォンの最新機種にもすでに、目星をつけてある。
9歳のとき、家族のハワイ旅行をきっかけにゴルフに目覚め、今年は日本ジュニアを制覇。その実績が認められて出場権を得た今大会は、自身3戦目のツアー。
初出場は8月の「VanaH杯KBCオーガスタ」もまた、朝日放送系列が推し進めるジュニア育成プロジェクトの一環で出場を果たして、みごとに予選を突破している。
「明日以降は、出入りの激しいゴルフを修正して、予選通過を目指したい」。
来季のプロ転向を視野に、予選会のQTはサードが11月に控える。その前に、さらに自信のつく4日間としたい。