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中日クラウンズ 2010

同組でまわった2人も脱帽・・・・・・

同組でまわったマークセン(右)は、石川に「今日はゴルフが簡単だね」と・・・
大記録を達成した18歳の露払いを演じた2人のプロは、脱帽というよりも、むしろ半分呆れ気味。この日、同組でまわったタイのプラヤド・マークセンは、2度目のチップインバーディを達成した14番で、石川にささやいた。

「簡単だねえ・・・・・・」。
つまりこれだけスコアが出れば、見ているほうも、難攻不落の和合までもが易しく見えてくると言いたかった。

やはり、同組で歴史的瞬間に立ち会った山下和宏は、「呆れました」と何度も繰り返した。
「6番でもチップインだし、今日の遼くんには本当に呆れました」と、苦笑した。

山下は昨年、石川がツアー通算4勝目をあげた8月のサン・クロレラ クラシックでは、石川とブレンダン・ジョーンズとの激しいバトルを同じ最終日最終組で見届けた過去がある。

そのときと比べても、石川には確かに成長のあとが見えると山下には感じられた。
特に精神面だ。「遼くんは、あのときよりも、今日はリラックスしていた。今日は回りがすべて見えていたみたい。気持ちに余裕があったと思う」。

1万5000人を越える大ギャラリーの期待にも、まるで軽々と答えてみせる18歳。
「あれだけスコアが出れば、みんな応援しますよね。僕もいいもの見せてもらった」と、快挙達成を祝福していた。

そしてその石川は、「今日はお2人のパートナーに恵まれました。プレーや歩くリズムや、1打にかける時間などすべてがスムーズで。素晴らしいプレーヤーとプレーが出来たことは、今日の大きな要因です」と、山下とマークセンへの感謝も忘れなかった。
  • 山下は、「今日の遼くんには呆れた」と繰り返した。

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