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宮本勝昌が皆勤賞!

ゴルフフェアの初日は全身白のウェア
東京・有明の東京ビッグサイトで行われていた「ジャパンゴルフフェア2013」は、17日・日曜日に大盛況のうちに幕を閉じたが15日からの3日間で、もっとも貢献したプロゴルファーは、男女を見渡してもダントツでこの人。

宮本勝昌は、まさに出ずっぱりだった。3日間とも皆勤賞を記録したばかりか、ステージに立った回数は6回。いや正確にいうと7回か、8回・・・か?!

メインはなんといっても、契約メーカー「ブリヂストン」の展示ブースだ。
日に2回以上のトークショーはざらで、そのほかにも「ジャパンゴルフツアーアジアシリーズ」の「タイランドオープン」と「インドネシアPGA選手権」のピーアールを兼ねたトークセッションなど、そのたびに常に大勢の人を集めて軽妙なトークで笑わせた。

その合間にも忙しく、弟弟子の上井邦浩のトークショーを冷やかしに行ったり、人混みの中にもふらりと出ていってサインや写真撮影に気軽に応じたり、会場に遊びに来た日大同期の横尾要と昨今のツアー事情について、意見を交換したり・・・!!

また最終日には兄弟子の藤田寛之とともに、師匠の芹澤信雄のトークショーに飛び入り参加。
「ごめんね、ノーギャラで出てもらって」と、恐縮しきりで頭を下げる師匠には、2人して逆に恐縮しきりで手を振るといった、ほほえましい一場面も。

スポンサーや師匠への恩返しには、うってつけの3日間。
一昨年の選手会長は、ツアーやゴルフ界を盛り上げることに対する関心は今でも人一倍で、毎年のように会場を駆け回る姿がある。

今年は特に、どのステージでも話題にのぼったことは、やはり兄弟子のことで、何かというと藤田を引き合いにトークは進む。
ゴルフフェアは2日目に行われたブリヂストンのトークショーでは、こう言った。

「昨年の藤田さんの活躍には驚きと尊敬の思いしかない」。
オフの合宿では、いつも同部屋で過ごしているという良き仲間は、同時に良きライバルでもあり、昨年の藤田の賞金王獲りは、同じプロゴルファーとして発奮しないわけがなく、まして自身と比べてみないわけはなく、もう2年も見放された勝ち星に「昨年も、僕は不本意な1年」。

だからこそ「宿題をたくさんもらえた1年でもあった」と、例年以上に死にものぐるいで調整に励むこのオフだ。
宮本には毎年、もうひとつ自らに課す目標があって、ツアー最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の出場権。
こちらも、もう2年もご無沙汰しているばかりか、昨年は藤田が史上初の3連覇を達成して、ますます水をあけられた気持ちがしたものだ。

「今年は必ず出場して、藤田さんの4連覇を阻止します」と、宮本は言った。
あとから、その言葉を伝え聞いた藤田に冷やかされて「いや、やっぱりステージに立ったらそれくらいは言わないと!」と照れ笑いで言い訳したが、あながちリップサービスだけでもないはずだ。


  • 2日目は全身黒のウェアで、歴代の選手会長と軽妙トーク
  • イベントの合間には同期でライバルの横尾要とツアー談義に花が咲く
  • そして最終日は師匠の芹澤にご恩返しの飛び入りトークと大忙しの3日間!!

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