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合宿2日目に快挙達成!! 北村晃一がホールインワン
日本ゴルフツアー機構(JGTO)主催の「JGTOゴルフ強化セミナーin宮崎フェニックス・シーガイア・リゾート“2016年リオデジャネイロオリンピックを目指して”」に参加しているツアープレーヤーの北村晃一が、ホールインワンを記録した。
舞台は、フェニックスカントリークラブ(宮崎県)の高千穂コースだ。合宿といえど、本番さながらの真剣勝負は、4日間の計72ホールで順位を決定する。この日“初日”は午後からのラウンドで、同ゴルフクラブの日南コースから出ていった北村は、折り返して後半の3番ホールで、195ヤードのパー3に対して5番アイアンを握った。
感触は確かに良かったが、「それでも、まさか入るとは思わず」。ティペグを拾おうと、目を離した瞬間に「入った!」と同伴競技者の叫び声。
自身3度目のホールインワンは確かに嬉しかったが、「さすがにトーナメントでもないし、賞金も出ない(笑)。はしゃぐでもなく淡々と」。
冷静に受け止めトータルも67と、この日のベストスコアで上がってきた。
お父さんは知る人ぞ知る、行列のできる弁護士だ。日本テレビの人気番組「行列のできる法律相談所」でブレイクした北村晴男さん。その息子は誰にでもまず、その話題に触れられる。
「確かに。“そればっかり言われてうっとおしくないか”と友達は気にかけてくれるけど、僕は全然。むしろラッキー」と、父親の知名度も、プラスに受け止める。
「どんな形であれプロゴルファーは、注目を浴びることが仕事だと思っているので。そのおかげで大きな試合の推薦を受けられたり、僕も恩恵を受けている。そういう意味でも、父親には感謝している」。
そしてだからこそ、気合いが入る。
「父や母や、周囲の人たちの期待に応えて、早く自分の成績で注目を集めなければ・・・!!」。
日本ツアーは残念ながら、出場優先順位を決める昨年の予選会ファイナルQTに失敗。今年も出場権はないが、その分、今年は世界に飛び出す覚悟ができた。
先のアジアンツアーのファイナルQスクールは、ランク21位で今季の出場権を獲得。
「日本より先に、アジアで賞金王を狙うのもいい」と豪語できるのも、自分のゴルフに段々と自信もついてきたから。
「それに、目標はまず立てなければ実現できない。今年はそのあたりも頭に置きながら頑張る」と、北村。
この強化合宿に参加したのも五輪代表に大きな魅力を感じたから。
「世界中の人たちから注目を浴びる祭典。努力して、目指す価値がある。まず参加することに意義がある」と、名乗りを上げた。
その2日目に、そんな北村をますます鼓舞するかのような快挙達成。「幸先が良いですね!」。
この勢いで、いつか自分も行列のできるプロゴルファーになる!