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フェアウェイキープ率は金亨成

今年の部門別ランキングは、初シード組の健闘が光った。ドライビングディスタンスとイーグル率賞の2冠に輝いた額賀辰徳と、サンドセーブ率の梶川剛奨に加え、フェアウェイキープ率で1位に輝いた金亨成(キム ヒョンソン)もその一人である。

ファイナルQTランクは7位の資格で初参戦した今年、抜群の安定感をアピールしたのは、なんといっても6月のミズノオープンよみうりクラシックだった。
あの石川遼と、最後まで優勝争いを繰り広げて、その存在を知らしめた。

端正な顔立ちと柔和な笑顔に、たちまちファンを増やした。
その後もたびたび上位争いに顔を見せ、「いまもっとも、初優勝に近い選手の一人」と他の選手からも一目置かれるようになり、賞金ランクは31位でフィニッシュ。
シード元年の来季は初Vももはや時間の問題といえる。

将来の目標は米ツアーの参戦だが「毎日が勉強」が口癖の29歳は、しかしもう数年は日本に居座るつもりでいるという。

憧れの選手は、同じ韓国出身のK・J・チョイと、今年の全米プロでメジャー初制覇のY・E・ヤン。
今や、押しも押されもせぬ米ツアーのトッププレーヤーだ。
「あの2人の先輩たちも、何年か日本で勉強して世界に羽ばたいていきましたから。僕ももう少しここで勉強させていただくつもりです」。
手強い選手がまたひとり加わった。

※フェアウェイキープ率賞受賞の金亨成には、社団法人 日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと副賞として、セガサミーグループ様より『セガサミーグループ商品セット 家庭用プラネタリウム ホームスター/セガゲームソフト詰め合わせ』が贈られました。
  • 石川(左)と争ったミズノオープンよみうりクラシック。本格参戦1年目にして大活躍の2009年だった。

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