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ダンロップフェニックストーナメント 2012

河野晃一郎は、もう無理に笑わない!!

昨年は10月のマイナビABCチャンピオンシップで、その年の賞金王に輝いた裵相文 (ベサンムン)とのプレーオフ6ホールにも及ぶ激闘も、終始満面の笑みで乗り切ってツアー初V。

以来、笑顔の貴公子とか言われるようになり、それが本人には少々、足かせとなっていた。
まだ賞金ランキングも93位と低迷したままの今季は、さすがの不振に自然と笑顔も消える。

「でも、周囲にはやっぱり笑っていたほうがいい、と言われて」。
先週は、無理に笑顔を作ってプレーをしたが「やっぱり、わざと作るのは良くない」と今季13度目の予選落ちに、反省しきり。

「わざと笑おうとすると、ゴルフが途切れるんです」。
当然だ。自然と笑いが出るならともかく、思い通りの結果も出ないままに、笑おうとしたって、逆にそのことばかりに気が向いてしまい、なおさらゴルフに集中できるはずもない。

「これからは、もう絶対に作り笑いをしない」。
そう決めて臨んだ今週。
初日は67の好発進に別段、笑おうとしなくても、自然と笑っている自分に気がついた。

笑うから良いスコアで回れる、という場合もあるだろうが、今は良いゴルフが出来てこそ、笑いたい気分。
作り笑いはもうやめた。
次に心からの笑顔を見せる瞬間は、ツアー通算2勝目をあげてこそ、だ。



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