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『河野晃一郎が日本盲導犬協会にチャリティ金50万円を寄贈』
財団法人日本盲導犬協会へのチャリティ金の寄贈は昨年に引き続き2回目となる。
笑顔がトレードマークで有名な河野は、一段と笑顔が増して今日の祝賀会を迎えていた。
大学卒業後、アメリカに渡り厳しい環境の中で4年間自分の腕を磨き、2007年に帰国。なかなか結果が出ない時期もあったが、昨年賞金ランキング67位で初のシード権を獲得。今年の開幕第3戦の中日クラウンズで3位タイと好スタートを切り、10月に開催されたマイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメントでは本年度賞金王の裵相文と18年ぶりとなる6ホールに及ぶ激闘のプレーオフを制して、感動の初優勝を飾り、本年度賞金ランキング16位とみごとに実力が開花。
河野の今までの努力が実った年でもあり、大躍進とも言える程に自身最高のシーズンを送った年でもあった。
いつも周りに対する感謝の気持ちを大事にしているという河野。
「今の自分は、両親をはじめ、いつも支えてくれるスポンサーの皆さん、そしてファンの皆さんがあっての自分ですから。感謝の気持ちでいっぱいです」とコメント。
「今年もこのような会を開く事ができて、そしてこんなにも早く初優勝の報告ができるとは思っていませんでした。皆さんに良い報告ができてとても嬉しく思います。今まで頑張ってきて本当に良かった。」と笑顔で感謝の気持ちを述べた。
チャリティ金の寄贈に関しては、「自分が獲得した賞金で少しでも社会貢献をしたいという気持ちは以前から変わっていません。微力ですが、昨年同様に日本盲導犬協会へチャリティ金を寄付する事に決めました」と笑顔でコメント。
財団法人日本盲導犬協会理事長、井上幸彦氏へ寄付金50万円が手渡された。
河野は「来年もこの会で皆さんに良い報告ができるように頑張ります」と抱負を語った後、父親の晃さんから「2回、3回と勝って本当に実力があると言う事。これからも笑顔と感謝の気持ちを忘れず、現状に満足せずに頑張って欲しい」と激励を受けて、苦笑いする場面もあった。
今年のシーズンオフは、年末年始の休みはなく、例年通りトレーニングに励み、2月からはアメリカでキャンプを張る予定。
「今の自分はまだまだ発展途上の身。気を抜かず、そして今年の成績に満足せずに、来年も結果にこだわって貪欲に頑張りたい」と力強く抱負を語り、来季のシーズンを見据えて新たに気持ちを引き締めていた。
来年も更なる飛躍が期待される河野に注目をしたい。