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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

ニュージーランドのマイケル・ヘンドリーが63をマーク

この日一緒に回ったベテランも呆れていた。谷口徹の6アンダーだって、十分に上出来だと思うが、目の前であれだけで、ことごとくパットを決められたら「ナイスプレーをした気がしない」。上がりの9番ホールで本人にもそんな思いを伝えたら、「昨日、夕方届いたパターを使ったんだ」と、聞いて谷口には、それでなおさらがっくりきてしまったようだ。

「ハハハ・・・確かに。谷口さんも呆れて笑っていたみたいだね」と、ヘンドリー。今までのと型は同じだが、ヘッドの色をシルバーから黒に変えて、メーカーのスタッフがコースに届けてくれたのが、前日水曜日の夕方。

しかし昨日はもう遅かったから、試してみたのもやっと初日の朝で、パッティンググリーンで数回転がしてみただけで、出ていった。
そうしたら、獲りも獲ったり9バーディに、パット数は22。「僕の自己ベストだよ」と、締めの9番でもまた7メートルのバーディトライを沈めて、にんまりだ。

開幕から3試合続いた外国人Vの“火付け役”がこのニュージーランド出身の35歳。ようやく、先週の関西オープンで、片岡大育がその流れを止めたという一連の出来事については、日本プロを制した豪州のアダム・ブランドも引き合いに出して、「僕らはオフシーズンに、南半球の暖かい環境で練習してきているから。開幕から良い調子でプレーが出来るというのも一因にあるかもしれないよ」と、持論を展開。
「それに今年勝ったのは、みんな日本ツアーでしばらく戦ってきて、日本での戦い方にもすっかり慣れた外国人選手たちばかりでしょう? それがたまたま続いただけで、日本人選手が悪いわけじゃない」と絶妙のフォローを入れながらも、2週前の日本プロでは3日目のラウンド中に、胸部の肉離れを起こして、いまだに痛みを抱えているといいながらも相変わらずの絶好調ぶり。
さっそくツアー通算2勝目にむけて、今週もまた絶好のスタートを切って、今季4試合目にしてまたしても、外国人Vをさらっていきそうな勢いのヘンドリーである。

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