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マイナビABCチャンピオンシップ 2014

マンデー組! 香妻陣一朗が腹をくくって首位タイに

今大会初出場の20歳が、好スタートを切った。27日の月曜日に行われた予選会「マンデートーナメント」から数えればここABCゴルフ俱楽部で2度目の66を記録した。

「まさか、本戦でも5アンダーで回れるとは思わず」。この日初日は、朝いちのスタートで「びっくりしました」。
この日のスピードは、14フィート。名物の高速グリーンに度肝を抜いて、「今日はどうしよう・・・」との戸惑いも、2番で5メートルの上りフックを沈めて、落ち着いた。

9番では、フェアウェイ右のバンカーに対して、木の向こうに立つピンフラッグは、右サイド。しかも「アゴ近くだったので、微妙でしたけど」。

7番アイアンを握った169ヤードは完璧な1打。ピンそば20センチにつけた。
折り返して13番では、グリーンの左ラフから58度でチップイン。14番は10メートルものバーディトライが決まった。

ツアーの自己ベストスコアで、自身初の首位タイに「明日も上だけを見て、思い切り行きたい」。
土壇場で掴んだ出場権は、もう本当に後がない。

ファイナルQTランク6位の資格で本格参戦を果たした今年は、序盤こそ「初シードを」と意気込んだが、「予選を通っても、そこから上に行けずに」。目下、賞金ランクは105位に、早々にシードも決まって、最終戦の出場権を狙おうかとの勢いが羨ましくもあり、励みにもなり・・・。
「僕よりも先に勝って欲しい」と姉の健闘を祈りつつ、「僕も頑張ろうって思います」。
次週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」では主催者推薦での出場権を頂いているが、なんせ「このランキングなので。ここまで来たら、やってやる」。今週と来週こそ、ただ予選を通過するだけでは物足りない。
腹は決まった。
「もうあとは、どうせQTに行くし、みたいな気持ちでやってやる」。目指すは、一発大当たりだ。

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