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SMBCシンガポールオープン 2016

待機中・・・・・・(31日、18時)

最終ラウンドは決着寸前に、またもやサンダーストームに襲われた。最終組から3つ前のスピースは、まさに最終18番で右から2メートルのバーディチャンスを打つ前だった。
気配はあった。
15時前のセントーサは、一気に気温が上昇したかと思ったら、今度は一気に冷たい空気がコースに流れ込んできた。

その時点ですでに島の向こうの市内は白くかすんで、雷雲がもくもくと、こちらに向かって流れ込んでくるのが窺えた。
何より雷の危険があった。鳴り響いた競技中断のサイレンは、その音を聞くなり思わず頭を抱えたスピース。
この日は、早朝にもすでに前日3日目の第3ラウンドの残りを消化している。いよいよ最終ラウンドは、よりによって再び最後の1打を残すようなことはしたくない。

打たせてくれ、決めさせてくれ・・・!!

スピースの悲鳴もむなしく雷による競技中断は、選手の安全を守るためにもサイレンが鳴った時点で、プレーを続行することは出来ない。仕方ない。
優勝争いも現在、途中で止まったまま。最終組はリーダーの宋永漢 (ソンヨンハン)が16番で3メートルのパーパットを残したまた、引き上げてきた。
“ラス前”の谷原秀人も、18番の2打目を残して待機中。この日は“裏街道”のインスタートだった平塚哲二は同組の選手が一人だけ、最終9番のパットを残したため、マーカーとして競技再開を待たなければならない。
その間に、コースからちょっと離れたクラブハウスにいったん戻る前にカートに乗り混み、仲間たちとちょっと悪ふざけ。
激しい雨はまだ降り続いている(現地時間17時40分)。

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