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LANDIC CHALLENGE 2015 ASSOCIA MANSION GOLF TOURNAMENT 2015
プロ2年目19歳の池村寛世(いけむら ともよ)がチャレンジトーナメント初優勝を挙げた!
『LANDIC CHALLENGE 2015 ASSOCIA MANSION GOLF TOURNAMENT』最終日は前日から雨の予報が出ていたが、大雨にならず強風が吹き荒れる1日となった。
「出だしで崩れていたらカムバックはなかったかもしれない」と話す唯一のピンチホールはスタートの1番、2番だった。スタートホールではティーショットを右の林へ入れてしまう。2番ではセカンドショットを大きくショートしてグリーンに届かず、3打目のアプローチもグリーン奥まで転がってしまった。この2ホールをなんとかパーセーブで凌いだ池村。
「耐えていればそのうちご褒美がくるはず」と無理をせず1ホール1ホールを丁寧に消化していった池村に4番、5番と連続バーディーを奪い、そのまま波に乗りかけたかと思った矢先、2連続ボギーを叩いてしまう。
その後は自分自身のプレーを取り戻し、気が付けば2位グループを大きく突き放していた。
17番ホールで後半初めてリーダーズボードを目にした池村に飛び込んできた数字は、2位と5打差の状況。
「残り2ホールはボギーさえ打たなければ」と手堅く2ホールでパーを奪い、トータル12アンダーでそのまま逃げ切った。
2週間前に行われた「九州オープンゴルフ選手権」では悔しい思いを味わった男が、その雪辱をバネに見事な勝利を勝ち取った。
ホールアウト後にはその目には光るものが見えたが、とっさに手で覆い隠した池村。
プロ2年目で掴んだチャレンジトーナメントでの勝利に「目標はチャレンジトーナメント賞金王。最低でもレギュラーツアーのシード権獲得!」と語るその目はこの日1番の輝きだった。