ANAオープンの開催と連動した、第7回北広島スナッグゴルフ大会札幌北広島GCカップが開催され、北広島市内と近隣の千歳市から22人の小学生が参加して、降りしきる雨の中、子どもたちは楽しくプレーした。
前夜からの雨は止む気配がなく、開会式前にいったん曇り空に変わったものの、スタートと同時に再び降り出し、選手たちはレインウェアと傘が手放せないラウンドとなった。それでも根気強く全員が9ホール全てをプレーして、スコアボードの集計の状況を見守った。
競技は33ストロークでまわった、北広島市立北の台小学校4年の菅野皓太くんと、北広島市立双葉小学校6年の赤澤怜明くんのプレーオフ決戦となり、1ホール目はともにバーディと譲らず、2ホール目は先にバーディを狙った菅野くんの下りのラインが僅かにそれて、対する赤澤くんのバーディで決着した。
表彰式で赤澤くんは、「初出場で初優勝して自分が凄いと思います。」とスピーチ。スナッグゴルフの大会は初めてで、普段は野球を熱心にやっているそうだが、野球では4番のピッチャーで足も速い、とスポーツ万能少年の快挙となった。一方、菅野くんは「プレーオフで負けて悔しいです。」と表現したが、ゴルフも並行して取り組んでいるそうで、スナッグゴルフとゴルフの両方を楽しんでいる。
北広島市では、スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会における社会貢献活動の一環として、日本ゴルフツアー機構からの寄贈により北広島市教育委員会を通じて用具が市内8校全校に導入され、2007年からの活動は継続して行われている。また全国大会は、ANA全日本空輸株式会社などが特別協賛社となり、全国各地から遠征してくる子どもたちの、航空機利用に関しての支援を行っている。
用具の導入を受けた小学校では、クラブ活動などでスナッグゴルフの活動が行われており、同じ週に宮本勝昌が訪問した北広島市立西部小学校では、地域と連携したスナッグゴルフ大会を毎年、小学校の校庭で行っているそうだ。
この日の大会には、大会運営とスコアラー業務を北広島市教育委員会と北広島市スポーツ推進委員の皆さんに協力して頂いたほか、北広島市教育委員会からは、参加賞として大根がプレゼントされた。また、大会会場となった札幌北広島ゴルフ倶楽部は、全国に130コース以上を有するPGMホールディングス株式会社が運営するコースの一つで、この日もスナッグゴルフ大会のために、コースを開放して頂き円滑な運営にご尽力いただいた。
第7回北広島スナッグゴルフ大会札幌北広島GCカップ成績上位
(9ホール/497ヤード/パー36)
●総合優勝兼6年生の部優勝
赤澤怜明 北広島市立双葉小学校 33ストローク
●5年生の部優勝
齋藤葉る香 北広島市立大曲光東小学校 48
●4年生の部優勝
菅野皓太 北広島市立北の台小学校 33
●3年生の部優勝
大谷直輝 北広島市立双葉小学校 47
●1年生の部優勝
近藤幹太 北広島市立双葉小学校 53
●交流の部優勝
5年生 佐々木太郎 千歳市立緑小学校 35
4年生 小林愛梨 千歳市立千歳第二小学校 30
★全ての成績は「コチラ」よりご覧いただけます。