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THE SINGHA CORPORATION THAILAND OPEN 2015

宮本勝昌が5位タイ浮上!

最終日を前に、日本を代表する大本命が来た! 宮本が65をマーク。前半6つのバーディは、「暑くて朦朧として」。ほとんど内容は覚えてないけれど。「日本と違って湿気が強くて。汗が抜けなくてしんどい」と42歳にとってはなおさら過酷な戦いも、見せ場のホールはしっかりと記憶にある。

13番でイーグルを奪った。「275ヤードをスプーンで手前5メートルについた」。次の14番も圧巻だった。「あわやというショット」。95ヤードの2打目が入りかけ。「サンドで30センチにつけた」と、5位タイにのしあがり、タイで優勝争いに名乗りをあげた。

今週は、慣れないコースであえてハウスキャディを起用したことも奏功した。「すごくよくラインを読んでくださる方で。開幕戦でもそうだったけど今年、僕はキャディさんに恵まれている」と、この日も3連続バーディの狭間の9番では、7メートルのチャンスをねじ込み、仲良くナイスプレーを喜び交流を深めた。

この日は目も覚めるようなパンツが黄色。ドライバーもボールも、朝はスタート前にがぶ飲みしていたスポーツ飲料も黄色が、冠スポンサーのシンハコーポレーションのイメージカラーとリンクして、主催者を喜ばせている。

「表に出すか出さないかだけで。みんな誰しも同じ思いを持っている」。ワンアジアと日本ツアーの共同主管で行われている今大会は、「日の丸を背負うじゃないけれど。みんなそう思いながらプレーしているんじゃないかな」と、そう言いながらポケットからそっと取り出したのは、日の丸をかたどったマーカーだった。
ちょうど取材に立ち会っていたワンアジアツアーの広報担当にも「それ何」と聞かれて、ちょっぴり見せびらかすように答えた。
「僕のラッキーマーカー」。
2年前に、芹澤信雄から譲り受けたお守りは今大会でこそ、効果を発揮するはずだ。

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