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堀川未来夢は手堅く1アンダー71にまとめ、首位をキープ
強風が吹き、各選手ともスコアを崩す難しいコンディションだった。この日の平均ストロークは、堀川がプレーしたキングコースは74.650、クイーンコースは74.854を記録した。ちなみに前日の平均ストロークは、キングコースは72.042、クイーンコースは71.580だった。つまりキングコースは2.6、クイーンコースは3.3もストロークが悪化したわけだ。
オーバーパーもやむなし、という状況だったが、堀川は後半に入って「風を把握し、利用して、自然を味方にした」と11,17,18番とバーディを奪い、盛り返した。「上がりの17,18番でバーディを獲って、アンダーにしたのは大きかった」とこの日は1アンダー71にまとめ、通算8アンダーとして白佳和と並んで首位をキープした。
今年は関東アマを2度目の優勝、アジアパシフィックアマチュア選手権では2位とし、来年のマスターズ出場を惜しくも逃した。もし、優勝してマスターズの出場権を獲得していれば、今回のファイナルQT受験はなかったかもしれない(アマチュア資格を保持していなければマスターズの出場権は得られないため)。
こうなれば、来年のツアー出場を目指して、残りの「4日間頑張るだけ」だ。無風だった初日にはスコアを大きく伸ばし、強風が吹いた2日目にはコンスタントなプレーを見せた堀川に、大きな将来性を感じられた。期待は大きく膨らむ。