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茨城県の阿見町立君原小学校でスナッグゴルフ実技講習会を開催(12月2日)

霞ヶ浦の南部に位置する、茨城県の阿見町立君原小学校のグラウンドで、5年生16人を対象としたスナッグゴルフ実技講習会が開催され、初めて体験するゴルフの基本指導について学んだ。

実技講習会の講師を務めたのは、自身も小学生のときにスナッグゴルフを経験した大貫渉太朗
授業開始のチャイムの後に登場した大貫は、「僕はみんなと同じ茨城県で生まれ、小学校のときにはスナッグゴルフをやっていました、今日はよろしくおねがいします。」と挨拶すると、児童たちとの距離もグンと近づいて指導が開始された。

ランチャーとローラー、そしてボールやフラッグの説明のあと、大貫によるフルショットが披露され、高く遠くグラウンドの端まで飛んでいくボールを、真後ろから見学した児童たちからは、「スゲー」という歓声があがり、開始からボルテージは最高潮に達してスタートした。

人なつっこく愛嬌と個性のある5年生の中に、すぐに大貫も溶け込んで、小学生の頃に楽しんだスナッグゴルフを、今度は指導する立場として、あの頃の思い出を重ねながら、スキンシップをとりながらその楽しさを伝えた。

大貫はお父さんの影響で小さい頃からゴルフに触れてはいたが、小学校3年生のときに小学校のスナッグゴルフクラブからのオファーを受けて加わり、4年生のときにはキャプテンでポイントゲッターとして活躍、スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会にも出場し、沢山のお友達とゴルフの楽しさを分かち合って、それをステップにゴルフにも更に磨きをかけて、水城高校ゴルフ部を経て一昨年プロ入りした経歴を持っている。そのスナッグゴルフ出身者が、こうして次の世代にゴルフの魅力を伝えるという循環が早くも巡り、更なるゴルフの底辺拡大にも繋がっている。

そんなスナッグゴルフ経験者の大貫と、じゃんけんを勝ち抜いた海斗くんとのガチンコ対決が、実技講習会の締めくくりに行われ、第一打を大きく右に曲げてしまった海斗くんに対して、大貫は確実にグリーンに乗せたものの、慣れないデコボコのグラウンドでパットに苦戦して、オマケの2打を活用した海斗くんに1打の差で敗れ、大貫から海斗くんにサイン入りキャップがプレゼントされ、お互いの健闘を称えあう爽やかな握手も交わされた。

対決した海斗くんは、「大貫プロに勝てて良かったです。」と誇らしげに話し、他のお友達は、「スナッグゴルフの基本が覚えられて良かったです、でも大貫プロと戦えず残念でした。」と対決できなかった悔しさを表現した。

実技講習会と道具の片づけが終わると、大貫は児童たちからサインをせがまれ、そのまま教室までなだれ込み、児童たちに囲まれての即席サイン会にも笑顔で応じ、「短い時間でしたがみんなとスナッグゴルフができて楽しかったです、これからもこの用具を活用してみんなも楽しんでください。」と挨拶し、16人の児童たちの拍手でお見送りされた。

阿見町立君原小学校でのスナッグゴルフの導入は、毎年11月に開催のHEIWA・PGM CHAMPIONSHIPにおける社会貢献活動の一環として寄贈されたもので、阿見町の他にも美浦村と潮来市でも導入されている。今年の8月1日には地元の美浦ゴルフ倶楽部で、第2回霞ヶ浦スナッグゴルフ大会も開催されている。

HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPを主催する株式会社平和、PGMホールディングス株式会社、共催する一般社団法人日本ゴルフツアー機構、そして公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団では、大会を通じた地域社会との連携により、地元の子どもたちがゴルフに触れる機会を提供するべく、霞ヶ浦周辺地域での実施講習会を展開しており、プロゴルフトーナメントを通じた開催地域での新しいスポーツへの取り組みを応援している。

  • 海斗くんにはキャップがプレゼントされ爽やかな握手が交わされた
  • 教室では即席のサイン会も行われた

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