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全米プロチャンピオン、Y・E・ヤンがQTに帰ってきた

QTに帰ってきた?!
2009年の全米プロチャンピオンのY・E・ヤンがファイナルQTに出場している。メジャーチャンピオンが日本のQTを受けるのは、もちろん史上初めて。もっとも彼の場合は2001年から日本のQTを受けており、2003年には1位通過を果たしている。つまりQTに帰ってきたという表現が正しいかもしれない。

ヤンは2004年から2006年の3年の間に、ジャパンゴルフツアーで4勝を挙げた。さらに2006年に当時はまだヨーロピアンツアーの1試合だった「HSBC選手権」に優勝し、これをきっかけにアメリカに渡った。2009年には全米プロを含む2勝を挙げる活躍を見せ、アジア人として初のメジャーチャンピオンに輝いたのだった。しかし、2011年を境に成績が急激に下降し、ついに今年米ツアー撤退を決めた。

この日は、3アンダー69で回り、18位タイにつけた。久しぶりのQTは、途中から気温も下がり、氷雨の中のゴルフとなった。「我慢、我慢」と日本語を忘れてはいない。「パターはよく入ったが、セカンドショットの距離がちょっとあわなかった。パー5でバーディを獲れなかった」と反省材料を口にする。

日本ツアーでも若手の韓国選手の活躍が目立つ。42歳になったとはいえ、まだ負けられない。「まだまだ頑張る」と日本ツアー復帰への執念をにじませた。

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