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ブリヂストンオープン 2015

粘った、耐えた! 堀川未来夢が3位に

自身初の単独首位で迎えた2日目は「緊張した」と、前半は足がもたついた。ボギーなしの64で回った初日は、「すべてがうまくいった」と、前日のゴルフの残像が、余計に足かせになった。
「今日はほんの1ヤード足りずにバンカーに入ったり、逆に全部が上手くいかない」と多少のミスも、その反動で余計に胸に堪える。
ミスを取り返そうとして、もがいたグリーン上。「入れたい気持ちがタッチに出て。あと1カップで入らないというのが続いた」と、忸怩たる前半の9ホール。
インターバルで見上げたリーダーボードには、やっぱりあの人の名前があった。

近頃よく一緒に練習ラウンドをさせてもらうようになった片山晋呉。
憧れてやまない日大の大先輩に誘われて、昨晩も食事をした。

「3日目、4日目に一緒に回れるように頑張れ」と言われた。
2007年大会の歴代覇者は、初日はじわり27位タイにも「俺は、どうせ上に行くから。俺がお前を捕まえる」と言ったとおりに67をマーク。前半9ホールの時点では、1打差まで詰め寄られており、ヒヤリとした。

「今の未来夢は僕が初シードを獲ったときみたい。技術的にはまだまだ。昨日はたまたま。だけど、今もコーチと六畳一間に住んだり、まじめで性格もよくて、凄くいい子で。すべて経験してきた僕にとっては彼の悩みなんか簡単なもの。出来ることは何でもしてあげようと思っている」と、大先輩にそこまで言わせて、このままスゴスゴ引き下がっては申し訳も立たない。

「なんとかイーブンパーに戻して終わりたかった」。上がりの3ホールで粘った。16番と、17番で立て続けに3メートルのパーパットを拾って迎えた18番では、6メートルのバーディパットを沈めて、スタート時のスコアに戻して、上がってきた。
「厳しい1日でしたけど、最後まで我慢ができたので。欲は言わずに今日は合格点」。

片山晋呉がホストをつとめる9月のツアー外競技「ネスレ日本ゴルフマッチプレー選手権」の初戦で石川遼を撃破。
「あれから未来夢の人生は変わった」とは、片山晋呉だ。まさに、運命が大きく動き出した今こそ未来の夢を現実のものにしてみせる!!

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