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ベテランの技を見せた太田直己

ベテランの技を見せた太田直己
強風が吹き荒れた中で、太田直己、菊池純、宮瀬博文、富田雅哉、海老根文博など中堅どころの選手が上位に顔を並べている。これも経験とベテランの技がなす結果か。

太田直己は「フルショットをしてもしょうがないので、1クラブ、2クラブ大き目のクラブを持ってスリークォーターで打った」と風の中での攻略を語ってくれた。「フルショットをするとスピン量が増えて」ボールが高く浮いて風につかまってしまい、どこに持っていかれるかわからない。今日はその辺のコントロールができたということだ。おかげでこの日のベストスコアタイとなる3アンダー69をマークして、通算6アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。

多くの選手が「寒い」「疲れた」とホールアウト後にこぼすようなコンディションで、太田も「今日は疲れました。グリーンのこっちに外したらいけないとか、いろいろ考えることがありすぎて、とにかく疲れた」とさすがに36歳になる彼も疲れた様子。

それでもこの位置なら気持ちの持ち方も違ってくる。これまでチャレンジトーナメントの優勝経験はあるが、ツアーではまだない。ツアーでの活躍をあきらめたわけでもない。「まだ4日間残っているの、この感じでいけるか」ベテランの意地を見せてもらいたい。

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