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Indonesia PGA Championship 2013

池田勇太が「ジャカルタを盛り上げる!」

選手会長も認めた。「タイでは、元気がなかった」。ワンアジアと出場枠を分け合いジャパンゴルフツアー(JGTO)からは、60人の選手が初の共同主管競技に臨み、勝者はJGTO枠から出たプラヤド・マークセンだったことでかろうじて面目を保ったが、それでも日本勢は、元気がなかった。

1日は上位に来るのだが、あとが続かない。
「日本選手は、バーディの出し合いに慣れていない部分が少なからずあると感じた。68で回っても、順位が下がるよなゲーム展開に、気持ちがついていけてなかった」。

かく言う池田自身も、無念の予選落ちを喫して、「悔しい思いをした」。
先々週はいったん、タイから帰国して、仕切り直しをした。
「スィングで腑に落ちない部分もあったので」。馴染みの練習場で、再調整の合間に最終日の模様をテレビで見た。

選手会長としての視線で、「日本でも、25アンダーとか出るようなバーディ合戦の試合をあえて作ってみるのも手かもしれない」。そんなプランを描きつつ、選手としての池田勇太は、やっぱりリベンジをしなければ気が済まない。

「日本勢の活躍で、日本とインドネシアを盛り上げたい」と、気持ち新たにやってきた。
地元新聞片手にリサーチしたところによると、当地には1万2000人ほどの日本人が住んでいるという。

「そのほとんどが、ジャカルタにおられるそうです。普段、日本のプロゴルファーなんて見る機会はほとんどないでしょうし、ぜひその方々に、生の試合を見に来ていただきたい」と、呼びかけた。
そして、大勢の日本人ファンの視線を一身に集める選手は、ぜひ自分でありたいと思う。

「日本でテレビを見てくださっている方々とも、一緒に喜び合いたいと思う。タイの悔しさをここに全部、ぶつけたいと思います」。

今週の舞台となるエメラルダゴルフクラブは、「ホールによってはグリーンの傾斜も非常にきつくて、落とし場所など考えながら、面白く回れるコース」。
確かに、グリーンは連日のスコールでどちらかというと柔らかいし、今年はラフもあまり長くない。
それでも、前回のタナシティゴルフ&スポーツクラブとは少し違って、頭を使うコースでは、あれほどの大量アンダーは見込めないはずだ。

「日本選手が上位に来る可能性は高い」と、選手会長はふんでいる。

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