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〜全英への道〜ミズノオープン 2013

片岡大育(かたおかだいすけ)も目指せ、リンクスコース

近頃、ますますたくましさを増している24歳だ。片岡がこの日は後半に5つのバーディで優勝争いに加わってきた。
地の利を生かした。

岡山県のここJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は、「コースもよく知っている」。

2008年に受けたプロテストもここ。また、ツアーの予選会のクォリファイングトーナメントでも何度か回っているといい「身体がコースを覚えている」。

打ち所や狙いどころも頭にある。適度な硬さを保ちながらも、芝目が読みづらいというグリーンも「だからよく読めているのだと思う」とチャンスを逃さずモノにした。

まだ日本ツアーのシード権はないが、アジア育ちの有望株だ。参戦3年目のアジアンツアーは今季、すでに3位が2回。特に先のタイで行われた「クイーンズカップ」は2日目まで首位に立ち、本人もあと一歩との手応えがあった。

向こうのシード権の確保はほぼ、確実なものにして、「次は日本で。優勝を狙っています」と臆せず、口にする自信もつけてきた。

しかも、今週は全英オープンの出場権もかかっている。もともと海外志向が強いだけに、「もちろん行きたい!」。開幕直前まで左に曲がり気味だったショットに少し不安を抱えていたが、「左脇が開いていて、アドレスがボールから少し遠かったことが原因だった」と、修正も本番までに間に合った。
「ここで4位に入ろうというのもまた、難しい話でそうそう上手く行くとも思えないですが、チャンスがあれば狙っていきたい」と、力を込めた。

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