記事

関西オープンゴルフ選手権競技 2013

久保谷健一は欠場・・・

練習日の21日水曜日に熱中症のため、救急搬送された久保谷は大事をとって、初日の朝スタート前に、やむなく欠場を決めた。

適切な応急処置で、体調はほぼ回復。
しかし、痙攣してつった両足は、まだパンパンに腫れたまま。
それに何より、トラウマがある。
一時は歩くことも立つことも出来なくなった症状が脳裏をよぎり、また同じような状況になったら・・・。
「もう一度なったら、ほんとにやばいよと周りにも言われて。ちょっとビビってしまった」と、いったん自宅に引き上げることにした。
ツアーきっての酒豪だが、今回は飲み過ぎてもいない。
睡眠も十分だったし、いきなり前触れもなく出た症状に、不安は去らなかった。

同年代の横尾要は「久保谷さんも、もう歳なのに練習しすぎだよ」と、言った。
本人も、その日は2時間も練習場に居座っていたことを省みて、「打ち過ぎだったかな」。
どんなに練習しても、どんなに勝っても自分へのダメだしをやめず、「もっともっと」と、努力を重ねる練習の虫だ。

「練習しないではいられんかった。(今のスイングでは)ダメと分かっていて、練習しないで出場するくらいだったら出ない方がいい」という、そんなこだわりを持つだけに、キリの良いところでやめられなかったことが、事態を招いてしまった。

昨年の日本オープン覇者だが、「試合を選べる選手じゃないし、秋に向けて、調整していきたいという気持ちがあった」と、悔やみながらも初日を迎えないままコースを去ったが、この日初日もあまりの暑さに体調不良を訴えて、途中交代を申し出るキャディさんが数人出た。
ご観戦中のギャラリーのみなさんも、こまめに水分補給をするなど熱中症対策はどうか万全にお願いします。

関連記事