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後輩には負けられない 大田和桂介、尾方友彦
大田和は、スタート直後の1番、3番でバーディを奪い、好調な出だしだった。4番のパー3でカラーから3パットしてしまい、ボギーとするものの「難しいラインだったので仕方ない」と気持ちを切らさずにプレーした。「あせらず、ショットの調子が良かった」こともあり、そのうちにパットも決まりだした。結果、7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークした。「初日にしては100点に近い。最高のゴルフ」と評した。
「結果を意識すると良くないタイプなので、この舞台を楽しみたい。その後に結果はついてくる」という。プロ3年目を迎えるが、今年は大学の後輩に当たる小袋秀人もファイナルQTを受験している。「若い人が出てきたので、おくれをとらないように活躍できたら良い」と発奮している。
もう一人、尾方友彦も日本大学出身の選手だ。小袋の2年先輩である。練習ラウンドも1回、一緒に回っている。「お互いに頑張ろう」と健闘を誓い合った。そして、尾方は初日を4バーディ、ノーボギーの4アンダー68で回った。「調子は悪くない。うまくゴルフが出来た。普通に、とりあえずボールを打つことに」集中してプレーした。「6日間あるので、のんびりやらないと、明日もゆっくり行きたい」と大きく構えている。後輩の小袋には「負けないように」といったとおり、2アンダー70の小袋に2打先んじた。
若いが、もはやルーキーでもない2人が好スタートを切った。後輩の参入も良い刺激になっているようだ。お互い競いあって切磋琢磨し、もっと高みを極めてもらいたい。