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堀川未来夢は2人で1・2フィニッシュを狙いたい。

 気の合う仲間との同組に気負いすぎてしまったのか、ここまで19アンダーの4位タイとしていた堀川も2バーディ3ボギーでスコアを1つ落とし、18アンダーの7位タイで最終日を迎えることとなった。

「今日は、流れの悪い奴引っ張られたかな」とこちらも同学年の竹安をチクチクと言いつつも、「2人で1・2フィニッシュしたいと思って空回りしちゃいました」と本音をポツリ。竹安に追いつき、2人で優勝争いをする為にも堀川は何としてもスコアをのばしたかった。ところが「調子は良いんですけどね。ピンをデッドに狙いすぎて奥に行ったり」と、気持ちが先行し、攻めの姿勢が強すぎた。またこの日は昨夜から一晩中振り続けた雨のため、微妙にコースコンディションが異なっていたが、臨機応変に対応出来なかったことを悔やんだ。

 全てのラウンドでアンダーパーを取ること。それが堀川未来夢のファイナルQT6日間での目標だった。しかし、その目標も最終日を前に崩れ去った。2年ぶりとなるQTに「6日間はやっぱり長い。もう来たくはない」とその厳しさには目を瞑りたくなる。しかし、108Hの戦いも残り18Hを残すのみ。悔しくも1年で手放すこととなったツアーでの賞金シード。それを取り戻す為にも1つでも上に行きたい。
 
 守りすぎた竹安に対し、攻めすぎた堀川。しかし、2人の目指す頂は同じ。明日も各々の力を出し切り、どちらかがてっぺんに立てれば良い。

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