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34歳は史上最年長の新人賞!
つまり年齢問わず、いくつからでも、日本ツアーに新たに挑戦した選手に権利があり、今年は“史上最年長”となる34歳の新人賞誕生でも、不思議はない。
まして、海外ツアーとの共同主管が増えつつある昨今なら、ますますそんな事例が増えていくだろう。
南アフリカのショーン・ノリスは、アジア枠から出場した今季2戦目の「レオパレス21ミャンマーオープン」を制して、仲間入りを果たした。
3日目に61を出して7打差の独走態勢を築いて逃げ切った。折しも、クラブの一部を体につけて打つ、いわゆるアンカーリングの禁止が施行されたばかりという状況の中で、頑固に慣れ親しんだ長尺パターで貫き、勝利を勝ち取った。
やはり、日亜共同主管で開催された「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」では、アジアンツアーから出た詹世昌(センセショウ)が初優勝を飾ったが、そのあと詹(セン)が 日本ツアーに合流したのは、いよいよシーズン最終戦の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」のみだった。
日本ツアーは、パナソニックオープンから出て、20試合のうち、12試合で予選通過を果たしたノリスの新人賞受賞が決まった。
各部門別ランキングの1位者を表彰する12月5日のジャパンゴルフツアー表彰式は、あいにくサンシャインツアーの「ダンヒルチャンピオンシップ」と日程が重なり本人は欠席したが、ビデオレターを寄せて、スポンサーやファンのみなさんに、メッセージを贈った。
一生に一度しかチャンスのない受賞を喜び「大変光栄に思います」と、画面の中でクールな笑みを浮かべた。
最優秀新人賞 島田トロフィを受賞したノリスには、ノリスが日本ツアー初優勝を飾った「レオパレス21ミャンマーオープン」の主催者でもある株式会社レオパレス21の深山英世・代表取締役社長より、賞金100万円と、副賞として、株式会社デサントの石本雅敏・代表取締役社長より、「水沢ダウンジャケット」が贈られた。
ジャパンゴルフツアー表彰式では欠席したノリスに代わり、松室淳彦マネージャーが、豪華賞品を受け取った。