ベテランが奮起した。夜中まで降り続いていた雨は明け方になってなんとかやんだものの、大会１日目は肌寒い天候となった。朝８時にアウトコースの１番ホールからスタートしたすし石垣は７アンダー65をマーク。単独首位の好スタートを切った。
ホールアウト後に「明日の午後スタートはどうしましょうかね？」とつぶやくすし石垣。
この日は、８バーディ、１ボギーのほぼ完璧なゴルフを展開。「ティショットでフェアウェイをとらえたホールで、アイアンが上手くついてくれて。それを決めることができただけです」と控えめに話してはいるが、ゴルフの内容には手応えを感じている様子。ただ、気がかりなことがひとつある。明日の２日目は今日とは逆の午後スタートになることだ。
「朝早いのはいいですが、午後のスタートだと14番ホールくらいから眠たくなってくるんですよ。スタートが遅いと、起きてから妙に時間を持て余してしまって。だからと言って遅くまで起きているのも辛いんです。子供だから早く寝ちゃうんですよ」。
今晩は頑張って２時まで起きていることにすると冗談半分で話していたが、明日の２日目にどれだけスコアを伸ばせるかが、2010年以来の優勝を手繰り寄せるための条件になる。ただ、午前と午後のスタートになっていることで18ホールをそのままスルーでプレーできることは大歓迎だと話す。「やっぱりリズム良く回れますし、切れないのがいいですね。一度座ったりすると、次が動けないですから」。寝ずに頑張ろうとし過ぎて、逆に寝不足になってしまわないことを祈るばかりだ。

• すし 石垣