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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2017
塾生! 山路幹さんが、先輩との熾烈なベストアマ争いに挑む
晶さんは、前日まで行われていた日本女子プロゴルフ主催のプロテストの会場から、お兄ちゃんの助っ人に駆けつけた。
残念ながら、“サクラサク…”とはならなかった晶さんだが試合では、初めてという兄妹タッグにけなげに挑んだ。
スタート前には中嶋のねぎらいと、激励を受けて「今日は兄と出来るだけ上に行こう」と気を取り直して出ていった。
今年の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」は、8人のアマチュアが挑戦したが、みごと予選通過を果たしたのは今月11日の東北チャレンジで、2位に入って本戦出場にこぎつけたこの山路さんと、山路さんの1つ先輩の比嘉一貴さんの2人だけ。
優勝争いは、大学OBの藤本佳則や正岡竜二、塩見好輝も頑張っており、「自分もと思うが、ショットも良くないし、パットも入らない。気持ちは行きたいが、スコアがついてこない」と出入りの激しいゴルフも最後のバーディ締めで、どうにかこの日イーブンパーに戻すことが出来た。
昨年、塾を卒業してからも、「中嶋プロにはよく連絡をいただく。気にかけていただいて、嬉しい」と、レジェンドの応援が何よりの励みだ。また昨年は、やはり中嶋の塾で一緒だった畑岡奈紗さんが、日本女子オープンで史上最年少アマVを達成して、山路さんも度肝を抜かれた。「本当に、尊敬しかない。続きたい気持ちでいっぱい」と、山路さんの夢も膨らむ。
目標のベストアマ争いは、先輩の比嘉さんが1打差で迫る。「凄い人なので。怖い」とその存在をひしひしと背中に感じながらも「胸を借りるつもりで頑張る」。
かたわらの妹にも、良いところを見せられれば。