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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2018

時松隆光が初の予選通過に成長のあと

プロ8年目。つい2週前にツアー通算3勝をあげて、戻った3度目の宍戸。屈指の難コースは「ピンチに遭ってもやばいやばい、とかならずに出来はじめている」。
デビューしてから最初に出た頃は「焦らない。そう言い聞かせてもできない」。
14年と、昨年の17年ともに予選敗退。
しかし今年は初日に、宍戸で初の60台を出すと、この日も2日続けて67を並べて堂々と初の決勝ラウンドに進んだ。

前半、パープレーで耐えて折り返すと、バーディラッシュを始めた。
「10番と、18番はタラコで打つホール。パーでいい」と、欲も出せない鬼門のホールで4番のユーティリティアイアンを器用に扱い、「2つともに獲れたのが大きい」。
10番では、向かい風をくぐって205ヤードから3メートルに置いた。18番では205ヤードから、手前1メートルに着弾した。

「15番では、右の木に当たったのが出てきた。トラブルというトラブルもなく、2日間過ごせている」と、1打差の2位タイに居座った。
2週前の関西オープンで、大混戦を制してツアー通算3勝目を飾ったばかりで、もうさっそく4勝目をにらむ。
「ここまで来たからにはもちろん、そこを狙いたいが、まずは自分のゴルフに徹するのが目標」。
24歳と若いが冷静なゲーム運びが光る。
勝てば5年シードのビッグタイトルも、淡々と狙っていく。

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