2日目もまた、ボギーが先行したが「まだ17ホールもある」と、不安はなかった。ショットも、パットも好調が続いていた。4番で、2メートルを沈めてすぐに取り返した。6番では、右から「少し遠め」の15メートルが入った。奥にこぼした7番も、難なく寄せて連続バーディを奪った。
2番アイアンで刻んだ9番は、「けっこう曲がるスライスライン。パーでいい」と打った4メートルも決まった。

今月11日の予選会「東北チャレンジ」で6位に入り、つかんだ今季ツアーの自身初戦。
好スタートを切った前日初日の夜はスリクソンのスタッフから「ナイス」のラインが届いて、気持ちもアガった。

後半上がりの3ホールはたて続けにチャンスを外して、特に「18番は一番悔しかった」と、上りの3メートルを逃したのは残念だったが「今日の目標は10アンダー以上。ノルマは達成できた」と、及第点の2日間。

いよいよ優勝争いに挑む週末。
昨年11月に結婚したばかりの奥さまに電話をしたら、「日曜日はホークスを見に行く、って」。
福岡県出身の奥さまには、夫のゴルフよりもソフトバンク命?!
「相当いい席が取れたらしいので…」。
結婚を機に、秋吉の地元熊本から北九州市に引っ越して、「僕もホークスが好きになった」と、夫婦揃ってひいきの球団の試合があるなら、仕方ない。

夫は夫で、昨年11月ぶりのツアーを楽しむ。
「良いショットやパットをしたら、たくさんの歓声や拍手を贈ってくれる。やっぱりツアーは楽しい。早く戻ってきたい」。
大事なこのホスト試合がツアー復帰のきっかけとなれば。

• 秋吉 翔太