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ダンロップフェニックストーナメント 2017
香妻陣一朗から後輩たちに感謝をこめて
顧問の菊池美幸先生の指導で観戦日に当てられた最終日はロープ際に、中・高合わせて21人が、ずらりと並んで大きな声援を送ってくれた。
スタートからサングラスをかけていたのは、陽のまぶしさだけではなかったかもしれない。「1人1人の顔は見れなかったけど、応援が嬉しかった」。
照れくささを隠して出ていった最終日のコースで「もうちょっと、みんなの期待に応えるプレーがしたかった」。
初出場の昨年大会は、スリクソンの契約選手として主催者推薦をいただいたが、今年はシード選手として堂々と戦ったホスト試合だ。
試合経験こそ浅くても、ここフェニックスカントリークラブは高校時代から、回らせてもらっているコースである。隣のトムワトソンコース併設の、広大な練習場では恵まれた環境の中で、数え切れないくらいに球を打ってきた。
勝手知ったる舞台で「4日間、もう少しいいプレーがしたかった」と、最終日はイーブンパーに終わって通算2アンダーの35位タイに悔しがった。
優勝争いを繰り広げた松山や、ケプカとはさほど年齢も変わらない。「トップレベルの選手の優勝争いに、自分も加わっていければ。来年もまた、この大会に帰ってこられるように、これからまた頑張っていきたい」。
次こそ後輩たちの前でスリリングなV争いを披露する。