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カシオワールドオープン 2017

時松隆光は感謝しきりの初日

初日から、注目を集めたホストプロとの同組で、ゲンちゃんが感謝しきりでスコアを伸ばした。
「今日は石川先輩と一緒で。なかなか、あんなギャラリーがついて下さることはない。最近、名のある選手と回らせていただくことが多くて。勉強になります」と、律儀に頭を下げた。

ボギーなしの68には、2人の先輩に感謝した。
3番で、グリーンの奥からチップインした場面。
「今までの自分ですと、ボギーにしてしまうアングル」。
二段グリーンに向かって下るラフからのアプローチは、「教えてもらった通りに打てる、バチコイのライでした」と、今週火曜日の練習日を再現。

「練習ラウンドで、勇太さんに教えてもらったロブショットが打てた」。
かねてより苦手としていたアプローチは、今までクラブヘッドをアウトサイドインから、インサイドに入れていくものだと思っていたが今週、池田勇太から教わった打ち方はそれと全然違っていた。
「下からカチ上げるイメージで球を殺せ、と。手を緩ませるな、と」。
翌水曜日のプロアマ戦では、やっぱり谷口徹に同じことを指摘されたことで、練習にもさらに熱が入った。

「教えていただいた甲斐があって良かった」と練習の成果を披露出来た。
3番で、58度のウェッジを握った奥から12ヤードのアプローチは「打ったら思いっ切りターフがグリーン上に飛んだ」と、やはりこの日、同組の小鯛竜也に散らばった土を拾わせ、これまた感謝と恐縮しきりでピンチも一転、バーディに「あれは自分が成長した一打だった」と、振り返った。

10月のブリヂストンオープンで、ツアー通算2勝目も台風による度重なる競技中止で、36ホールの短縮競技に終わった。
強い風の中でも4アンダーの首位発進に成功すれば、ツアーも残り2戦で72ホールのV3も狙っていける。

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