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日本オープンゴルフ選手権競技 2004
片山晋呉・現在賞金ランク1位「ここで勝てる準備はしてきましたから」
ショットが曲がっても、ミスしても、「何をやっても“悔しい”と思えなかった。自分でも、何をやってんのかわからないくらい、朦朧としていた」という。
そんな状態が1週間、続いていた。
海外遠征の疲れもようやく取れて、調子が出てきた今週は「是が非でも取ってみたい、日本オープン」。
主催の日本ゴルフ協会が発表した、ここ片山津のゴルフ倶楽部の競技用のコースレートは74.8。
開催直前の記者会見で競技委員会が「280ストロークを、優勝スコアの基準としたい」と話したが、片山は、笑ってその言葉を打ち消した。
「ここでそんなに、出るはずない。1日、1アンダーで優勝。僕はそのくらいの感覚でやるつもりです」。
深いラフにポットバンカー、日本海からの強烈な海風など、過酷な条件も覚悟の上。
「調子が良いからって、それが結果が出る試合じゃないけれど、ここで勝てる準備はしてきた。やる気もあります」。
有言実行が、片山の身上だ。
写真=今週月曜日から9ホールずつまわって、この日水曜日の1.5ラウンド目は倉本昌弘(=右)とプレー。「難しいコースだけど、この大会は、難しいのが普通だからね」と、淡々と語った片山。