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HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2016
デービッド・オーは首位タイにも無心
グリーンの外から3回入れた。スタートの1番からいきなり入れた。101ヤードの2打目を、54度で直接入れた。イーグルで飛び出すと、後半は14番でもまた入れた。左の奥からロブウェッジでカップイン。
そして最後も、残り81ヤードからまた入れた。
鮮やかなバーディ締めで、「今日は本当に何も考えずに、シンプルなゴルフが出来た」。
日本ツアーは参戦3年目の2014年に、三井住友VISA太平洋マスターズで初優勝をあげて、そのときに獲得した複数年シードは今年で切れるが、今は考えたくない。
今季不振の原因がまさにそれだからだ。
「本当は、考えない日はない。常に頭の中にある」と、苦笑いで首を振った。そのおかげでスイングを崩し、ティショットがまっすぐ飛ばなくなった。
「勝ちにこだわりすぎたり、結果を求めたり。そういうのはもうやめよう、と」。
とにかく、気持ちよく振ることだけに集中したら、「今日はかなりフェアウェイキープが出来たと思う」。
落としどころが狭くラフの深いコースで、手堅いゴルフを決め込み、本当に久しぶりに好発進が出来た。
「今は余計なことは何も考えずに、楽しんでゴルフが出来たら」。
今はとにかくそれに尽きる。