記事
【2R】大阪学院大学出身の徳永圭太が、トータル8アンダーで2位タイに浮上
そんな中、1打差のトータル8アンダー、2位タイグループにつけた3人のうちの一人、徳永圭太が初日に続いて4つスコアを伸ばしてきた。
この日は東アウトコースからスタートし、前半は3、8番でバーディ。後半も11、12番の連続バーディでさらに波に乗るかと思いきや、14番をボギーとして微妙に歯車が狂いそうになる。しかし17番のパー4、セカンドをグリーン左端に外したものの、そこからチップインバーディでスコアを戻し、気分よくホールアウトすることができた。
「キャディの言う通りに打っているいるだけ」と謙遜するが、一日3アンダーと設定している目標を、2日間ともクリアしてさらに貯金が作れた。それでも「ショットがついていますが、短いパターを外したりして、パッティングが入りきらない。もうちょっと伸ばせたかな」とやや不満も漏らす。
今年の春、大阪学院大学を卒業したばかり。現在は宝塚ゴルフ倶楽部で研修生として腕を磨き、ゆくゆくは所属先となる予定。9月に行われた『PGA資格認定プロテスト』では2位タイに入り、プロの仲間入りを果たした。
「正直、プロテストのほうが緊張していました。周りからは、そこが大事と言われていたし。1位になりたかったんですけど、競り負けてしまいました」と振り返るが、その経験が糧となり、今回のファイナルQTではそこまでの緊張感はなく、普段通りのプレーができているという。
宝塚ゴルフ倶楽部の関係者からは「相当なプレッシャーを受けています」と、笑って教えてくれたが、キャリー300ヤードを誇るドライバーを武器に、平常心のゴルフでこのまま突き進めば、来年、プロとしてのツアーデビューも見えてくる。