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【2R】大阪学院大学出身の徳永圭太が、トータル8アンダーで2位タイに浮上

朝まで降り続いた雨はスタート前には止んだものの、昨日より気温は2度低く、師走らしい冷え込んだ空気に包まれたファイナルQT2日目。8バーディ・1ボギーとスコアを7つ伸ばし、東西コースを含めてこの日のベストスコアとなる65をマークした米国のJ・Y・キムが、トータル9アンダーで単独トップに立った。

そんな中、1打差のトータル8アンダー、2位タイグループにつけた3人のうちの一人、徳永圭太が初日に続いて4つスコアを伸ばしてきた。

この日は東アウトコースからスタートし、前半は3、8番でバーディ。後半も11、12番の連続バーディでさらに波に乗るかと思いきや、14番をボギーとして微妙に歯車が狂いそうになる。しかし17番のパー4、セカンドをグリーン左端に外したものの、そこからチップインバーディでスコアを戻し、気分よくホールアウトすることができた。

「キャディの言う通りに打っているいるだけ」と謙遜するが、一日3アンダーと設定している目標を、2日間ともクリアしてさらに貯金が作れた。それでも「ショットがついていますが、短いパターを外したりして、パッティングが入りきらない。もうちょっと伸ばせたかな」とやや不満も漏らす。

今年の春、大阪学院大学を卒業したばかり。現在は宝塚ゴルフ倶楽部で研修生として腕を磨き、ゆくゆくは所属先となる予定。9月に行われた『PGA資格認定プロテスト』では2位タイに入り、プロの仲間入りを果たした。

「正直、プロテストのほうが緊張していました。周りからは、そこが大事と言われていたし。1位になりたかったんですけど、競り負けてしまいました」と振り返るが、その経験が糧となり、今回のファイナルQTではそこまでの緊張感はなく、普段通りのプレーができているという。

宝塚ゴルフ倶楽部の関係者からは「相当なプレッシャーを受けています」と、笑って教えてくれたが、キャリー300ヤードを誇るドライバーを武器に、平常心のゴルフでこのまま突き進めば、来年、プロとしてのツアーデビューも見えてくる。