記事
SMBCシンガポールオープン 2018
アドレナリン全開! 稲森佑貴も狙うぞ、逆転V
「本当は、32ホールになるはずでしたけれども」。
再三の雷雲接近で、結局また2ホールを残したが、それでもこの日は1日30ホールをこなした。
そして最終日もまた「早起き確定!」である。
日曜日も再び午前7時40分から、第3ラウンドが再開するなどただでさえ、高温多湿のシンガポールで連日、タフな戦いが続くが「アドレナリン出てます」と、プロ8年目の23歳は逞しかった。
第2ラウンドでは「入らなくてもどかしかった」というパットも、第3ラウンドでは前半の14番から2.5メートル、4メートル、1メートルと立て続けの3連続バーディを奪ってググっと順位を上げてきた。
通算6アンダーは、石川に次ぐ日本勢上位として、小平智と並んで暫定10位につけた。
昨年は11位タイで終えた難コースで、今年も持ち味を発揮している。
セントーサゴルフクラブは「フェアウェイ命」と警戒感も、昨季も部門別ランキングで3年連続のフェアウェイキープ1位なら、何のことはない。
「飛ばなくてもいいから、このコースはフェアウェイ」と、うってつけのフィールドで狙うのは大逆転による自身初Vと、メジャーの大舞台だ。
今大会の上位4人に、全英オープンの出場権が贈られる。
シードは4年目。「そろそろ優勝したい。この調子でばんばんバーディ獲って、優勝と全英目指して頑張る」。
ショットも目標も真っ直ぐに、一石二鳥を狙っている。