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関西オープンゴルフ選手権競技 2015

片岡大育(かたおかだいすけ)が首位タイに

前日初日は、上がってすぐに、電話をかけた。18番ホールで片岡のティショットが直撃した60歳代の女性ギャラリー。携帯電話の番号と住所を聞いておいたのだ。「あまりにも足が腫れてしまったそうで。その日のうちに検査は出来なかったけど大丈夫です、と。心配しないでと。頑張ってと、言ってくださって」。

少しだけ、安心した。「近いうちに、グローブやボールにサインをして送っておこうと思います」。
今週は本業の”営業中”で、留守にしている専属キャディの伊能恵子さんにももちろん、好スタートの報告を。「いろいろ気をつかってコメントしてもらってありがとうございます」と、片岡の心遣いに感謝してくれたそうだ。

さまざまな人たちの声援を背に受けて、2日目もスコアを伸ばした。折り返して10番のパー5では、フェアウェイから237ヤードの2打目でクリークを握り、奥から3メートルの上りフックのイーグルチャンスを奪った。
前日よりは弱くなったとはいえ「今日も上空で、風がくるくると回っていて。決め打ち出来なかった」と、前半2つの最初のパー5で平凡なパーに終わり、さらに続く3番ではわずか2メートルのバーディチャンスを3パット。
「返しの50センチをぺろっと外した。パー5でボギーを打って、嫌な感じで前半をスタートしていたので。10番のイーグルは、その分が取り返せたかな、と」。

67の4アンダーを出して、首位タイにつけて、最終日に悲願のツアー初優勝を報告したい人が特に今週はたくさんいる。

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