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ダンロップフェニックストーナメント 2016

ホストプロはスーパーおじいちゃん!? プラヤド・マークセンが3位タイに

賞金1位や、海外からの招待選手がひしめく中で、ベテランのホストプロが気を吐いた。同組で回った市原弘大(いちはらこうだい)にも「僕より飛ぶ。スーパーおじいちゃん!」と、目を剥かれてニコニコ。「確かに7番でも、弘大より10ヤードは飛んだ」と、2打目も市原が、7番ウッドでグリーンを狙うところを、4番アイアンを持って、「惜しくも乗らなかったけど、良いチップショットが打てた」と、寄せて楽々バーディ獲りだ。

今週から、ホスト試合の地元にちなんで(?!)ドライバーのシャフトをスリクソンの「MIYAZAKI カウラ氷」の6Xに変えてますます、50歳の今も290ヤードは飛ばす。

今年、デビューを飾ったシニアツアーは「レギュラーに比べて、距離が短いので易しい。パー5はどれも乗る」と、掛け持ち参戦の両ツアーで結果を出してみせる若々しさだ。

帽子のキャップには、喪章がたなびく。国中が涙にくれた10月13日。マークセンも号泣した。
70年の世界最長在位で、国民に絶大な信頼と尊敬を集めたプミポン国王。キングの崩御という忘れられないこの年に、何よりの追悼になった。
自らもキングになった。シニアツアーは最終戦を待たずして、賞金王に輝いた。
今大会は2008年に石川遼ら強豪を従えて、その年3勝目を飾った。昨年のダンロップ・スリクソン福島オープンでは49歳のホストVで、主催者を喜ばせたばかりだ。
スーパーおじいちゃんの大会2勝目なら、これまた大騒ぎとなる。
「いやいや、今年も凄い選手がいっぱい出ていますから。トップ5位に入れれば」と本人はいたって謙虚に、今晩もごひいきのビジネスホテルの大浴場にゆっくり浸かってコース攻略の策を練る。

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